
IT業界で標準の図法UMLを知ろう!【非プログラマ向け】ITリテラシーの向上に必須の統一モデリング言語UML
2020年9月19日2020年は小学校からプログラミング授業が開始される。
今後これを境にITリテラシーの溝が生まれる可能性がある。
プログラミング授業の内容は特定の言語ではなく、フローチャートを基本としたビジュアルプログラミングになる予定だという。
IT業界では、すでに手続き型の旧来のフローチャートではなく、オブジェクト指向時代に対応した、UML(Unified Modeling Language)という図法が主流になっている。
これを学ぶ事で、ITリテラシーの向上を図る事が可能になる!
動画の内容
UMLとは?1
- コンピュータの普及で、従来の手続き型プログラミング言語(C言語など)ではシステムが複雑になり、膨大なシステム構築が不可能になった
- C++やJavaなどのオブジェクト指向言語の登場で、ソフトウェアの共通部品をクラス化(実際のものに抽象化)して部品化する手法が普及した
UMLとは?2
- フローチャートなどの従来型の手続き型図式では表現が不可能になり、様々な図式や開発手法が乱立した
- このままではIT業界が混乱するのを危惧し、その中でも一番普及している3手法の作者が統一図法を提案し、オブジェクト指向方法論戦争が終結した
UMLとは?3
- ブーチ、ヤコブソン、ランボーさん3Amigosのブーチ法、OOSE法(ユースケース)、OMT法の3つが統合
- 現在はOMG(Object Management Group)という組織で標準化されている
UMLの種類1
- アクティビティ図
- オブジェクト図
- クラス図
- コミュニケーション図
- コンポーネント図
- コンポジット構造図
UMLの種類2
- シーケンス図
- 状態マシン図
- 相互作用概要図
- タイミング図
- 配置図、パッケージ図
- ユースケース図
ユースケース図
- システムの分析に用いる
- アクターとユースケースに分類
- アクターはユーザ及び外部システムやデバイス
クラス図
- システムを抽象化する(クラス化)
- 継承、派生クラス=基底クラスだが、基底クラス=派生クラスではない
- クラスを雛形にオブジェクトを生成する
- クラスには属性、操作がある
シーケンス図
- クラス(オブジェクト)間の振る舞いとメッセージによる相互作用を時間軸で表す
- 実行期間をライフラインといい□で表す
- メッセージは→ ‥‥は応答
アクティビティ図
- フローチャートとほぼ同じ
- スタート、エンドの違い
- 条件分岐の違い
- スイムレーン、フォーク、ジョイン