
二番じゃダメなんですか?量子コンピュータなら大丈夫 Rigettiが83億円を調達!
2020年8月9日スーパーコンピュータの何万倍も早い、量子力学を応用した、量子コンピュータが注目されている。
Rigettiの資金調達の記事から、量子コンピュータの概要を、
二重スリット実験、シュレディンガーの猫、量子エンタングルメント、量子アニーリング法、量子ゲート法までと、
量子コンピュータの現状を、元プログラマーでIT企業200社を経営するコークが解説!
動画の内容
RigettiがCラウンド83億円を調達
- 量子コンピュータのRigettiは7900万ドル調達したと発表
- Veritas Softの前CEOがボードメンバーに
- DARPA米国防研究局賞受賞で9億円も
- クラウドベースサービスのAWSのBraketサービスも提供している
- 生物学、科学、ロジスティック、材料化学においてめざましい発展を秘める
観測しないと波、観測すると粒子になる?
- 二重スリット実験とは?
- 光が粒ならFには二箇所に、波なら干渉波で、右図のようになる
- b、cどちらを通過したのか観測すると実体の粒子になった
- 観測しないと波になった
シュレディンガーの猫
- 量子の状態が0か1かで毒ガスが出る機械を首輪に着け、箱に入れると、猫を死んでいるし、生きているという事になり、量子論は理論崩壊していると反論
- アインシュタインも、「神はサイコロを振らない」と反論
- しかしその後実験で量子論は実証された
量子コンピュータの仕組み
- 従来のコンピュータは、二進数 0か1で判断
- 量子コンピュータは0も1も両方あり得るさらに+もーもある(量子の重ね合わせ)大規模な計算 量子エンタングルメント
- 1つの量子を2つに分割すると、片方の情報が瞬時にもう片方に伝わる(量子もつれ)高速性 量子テレポテーション
量子コンピュータ実現2つの手法
- 量子アニーリング法
- 量子揺らぎと量子トンネルを用いた方法で計算内容毎に格子模型イジング(メモリみたいなもの)を作る NTT、富士通、日立、NEC、D-Wave
- 量子ゲート法
- 量子論理ゲートを用いた汎用型モデルIBM、Microsoft、Google、Alibaba、Rigetti、IonQ
- 超電導方式 Rigetti、D-Wave、イオントラップ方式 IonQ トポロジカル絶縁体方式これから
量子コンピュータの現状
- 暗号解析、ブロックチェーン 、AIや気象データ解析、素因数分解などの大規模計算に活用
- 2017年5月 IBMが量子コンピュータQを発表
- 2017年9月 マイクロソフトが量子コンピュータ用の開発言語Q#を発表
- 2019年10月 スパコンで1万年分の計算をGoogleが200秒で実現
- 2019年12月 アマゾンがAWSで量子コンピューティングBraket発表
- 2020年1月 東芝が量子暗号通信を事業化へ